「えきねっと」をかたる“なりすましメール”、皆さんのメーラーにも届いているでしょうか?
日頃から気をつけていても、意外なところに盲点があります。日常生活に溶け込むキーワードこそ用心しなければいけません。
「えきねっと」を騙るなりすましメール
2022年4月15日以降、連日受信するようになった「えきねっと」の自動退会処理メール、話題になってますよね。
実はこれ、最初の1通目で思わず開いてしまいました。
自慢にはなりませんが、メーラーの未開封件数が軒並み5桁なのに、なぜ開いてしまったのか?
指定券予約サービスの登録は自信を持ってないと言い切れるのですが、「えきねっと」アプリは試しにインストールしたことが過去にあったかも?と思ってしまったんですよね。
それに加えて、
- JR東日本「えきねっと」の知名度
- ひらがな表記のサービス名が目に付いた
お子さんからお年寄りまで誰もが理解できる、ひらがなの力を悪用されてしまったようで非常に残念ですよね。
「中身を確認してから判断する」はNG
メールを開いた理由は、中身をきちんと確認した上で次の判断しようということからでした。
※今回の記事を見て“なりすましメール”とわかった方は、メールは開かないで削除してください。
メールの内容は、ほったらかしにしておけば自動的に解約扱いになるというもので、今後利用することはないので放置するつもりでした。
そもそも同じ件名のメールが連日届くのは怪しいですよね。
リンクはクリックしませんでしたが気をつけます。
スパム!スパム!迷惑メール!
Google検索をしてみる
ネット検索で事例があるか確認
悲しいかな、このご時世疑ってかかってちょうど良いかもしれませんね。
まずはメールを開く前に、Googleなどの検索エンジンで検索してみましょう。
同じような事例はないか確認してみることをおすすめします。大概のことは、ネットに載っていますからね。
Google検索以外におすすめなのが、Twitter検索です。「えきねっと」または「えきねっと メール」などで調べるとヒットするかと思います。
日常生活に溶け込むキーワードが危ない
この「えきねっと」の迷惑メール『【重要】えきねっとアカウントの自動退会処理について』は、実は原文を盗用したつくりになっています。
JRのマークといいロゴといい、そのまんまですよね。
改めてじっくり見てみましょう。
「えきねっと」のURLは小文字で統一されていることに対して、迷惑メールはドメイン以降の頭文字が大文字表記になっていますね。
https://www.eki-net.com/personal/top/index ←「えきねっと」URL
https://www.eki-net.com/Personal/Top/Index ←迷惑メール
それから、ネット検索してみるとリニューアルされている日時がまちまちです。念のためカレンダーを見てみたら、2022年4月1日は(日)ではなく、金曜日です!
メール内の文中リンクを普段からクリックしてしまうという方は、気をつけてくださいね。
迷惑な“なりすましメール”の予防策
どんなに気をつけていても、巧妙な手口で迷惑メールが送信されます。
一体どのメールが本物なのか、ニセモノなのかわからないですよね。
①メールは開かない
メールを開いただけなら大丈夫、なんていうことはありません。ウイルス感染などの恐れがあります。
今回の件でもそうですが、件名の冒頭に【重要】と強調する表現が使われている場合は気をつけましょう。その他にも【確認】なども同様です。
②リンクはクリックしない
メールの文中にあるURLリンク(http://〇〇〇.com等)は、完全に詐欺サイトへの誘導ですからクリックしないことです。
万が一、文中のURLリンクからあなたがアクセスした場合、閲覧したことはわかってしまいます。
公式サイトやあなたのブラウザのブックマークに保存されているリンクを利用しましょう。
③個人情報は入力しない
IDやパスワード、クレジットカード情報など自ら個人情報を教えてしまうようなもの。
受信したメールから確認を促される場合は、まず第一にお問い合わせなどの対応を行うことでフィッシング詐欺から身を守ることができます。
リンクをクリックしてしまった時の対処法
リンクをクリックしてしまった場合、絶対に個人情報を入力しないでください。
詳しい対処方法は公式のpdfを参照ください。
「えきねっと」を騙る偽メール、偽サイトにご注意ください
メールは開かない!文中リンクはクリックしない!
今回は「えきねっと」の“なりすましメール”についてお伝えしてきました。
現在では、迷惑メールとの差別化を図るために、正規メールはメールの文中にURLリンクは掲載していないということです。
少しでもおかしいと思ったら、メールは開かない。万が一メールを開いてしまったとしても、文中のリンクは絶対にクリックしないということですね。
皆さんもどうぞお気をつけください。
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