「シンガポールの税務情報提出って!?」
Googleアドセンスの突然の警告に、多くの方が驚いたのではないでしょうか。
実は、Googleアドセンスを利用するには、シンガポールの税務情報を提出する必要があります。
このルールは、日本在住者にも適用されます。
Googleアドセンスの支払いに対して、二重課税を避けるためには、シンガポールの税務情報を提出し、最短で突破する方法を実体験を元にご紹介します。
この記事は筆者の体験談に基づくものであり、参考情報としてご利用いただく場合には、ご自身の責任と判断においてお願いいたします。
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Googleアドセンスの基本と導入手順
Googleアドセンスは、ウェブサイトやブログの所有者がGoogleから提供される広告を自サイトに掲載し、クリック数や表示数に応じて収益を得るプログラムです。
導入は簡単で、Googleアカウントを作成し、AdSenseのウェブサイトにアクセスして申し込むだけです。
審査に合格すれば、広告コードをサイトに組み込み、収益化が始まります。
参考:アドセンス審査は4回不合格だった!?過去ブログを自己添削してみた
Googleアドセンスからの収入は、提出された税務情報に基づいて税金が計算されます。
正確な情報提供により、適切な税額を納付し、税法違反のリスクを避けることができます。
日本に居住している場合の二重課税リスクと回避方法
日本に居住する場合、国外で得た収入にも国内税法が適用され、二重課税のリスクがあります。
適切な税務情報を提出し、情報共有を通じて、このリスクを回避できます。
シンガポール版税務情報提出のメリット
シンガポールでの税務情報提出は、二重課税を防ぎ、税金の手続きをスムーズにします。
これにより、AdSenseの収益管理が楽になり、税金に関する問題を避けることができます。
そもそもなぜシンガポールなのか?
シンガポールは、法人税率が通常17%と低く、ビジネスにやさしい環境を提供しています。
多くのグローバル企業がシンガポールに拠点を置いており、Googleもその例外ではありません。
Googleアドセンスのページには「あなたはこの国からのお支払いを受け取っています」って。
確かに記載がありますね。無知でした💦
アドセンスの警告を発見!私の場合
シンガポールの税務情報の提出について、ネットで下調べをすると、スムーズにいく人、いかない人にばらつきがあるようです。
私の場合、アドセンスの警告を発見したのは、トップページに表示されていたわけでも、メールで通知されたわけでもありませんでした。
偶然にも、銀行口座の変更をした際に気づきました。
警告が表示されていても見落とすことがあるかもしれませんので、一度確認をおすすめします。
シンガポールの税務情報:承認済み
ちなみに、私itolicoの場合、シンガポールの税務情報は承認されました。
マイナンバーカードで手続きを行った結果、ステータスがサクッと承認済みに変わりました。
シンガポールの税務情報提出の具体的な手順
住所をマイナンバーカードと完全一致させるための修正
マイナンバーカードの画像を事前に用意。iPhoneで撮ったままの画像を添付します。
Googleアドセンスにログイン。
左サイドメニューの「お支払い」→「お支払情報」をクリック。
お支払い情報の画面を下にスクロール。
設定内の「設定を管理する」をクリック。
「住所」を確認すると、アドセンスに登録した当時のままなので、提出書類と完全一致するように事前に変更を行いました。
ここ!注意ね!
例:1-1-1
修正:1丁目1番1号
マイナンバーカードは数字が全角表示です。
上記の例のように半角数字とハイフンではなく、すべて全角表示に修正しました。
提出書類と完全一致にならないとはじかれるようです。
修正が面倒だからといって、ハイフンの場所を漢字に置き換えただけだと、数字が半角のままです。
入力した住所と住所の候補のどちらを使用しますか?
と、ポップアップが出現しますので、「入力した住所を使用」を選択して「確認」をクリック。
最後に「保存」をクリック。
Googleアドセンスに登録しているメールに更新情報が送信されます。
シンガポールの税務情報へ進む
続いて、先ほど修正した「住所」のすぐ下の項目、「シンガポールの税務情報」の設定をしていきます。
右側にある鉛筆マークをクリック。
「税務情報の管理」→「税務情報の追加」をクリック。
ポップアップが表示されますので、「フォームを開始する」をクリック。
企業情報
業種:個人の運営者
恒久的施設を所有:いいえ
物品サービス税(GST)に登録:いいえ
課税免税
免税対象か?:はい
税法上の居住地
税法上の居住国:日本
居住者証明:「その他の書類」を選択。
添付ファイル:マイナンバーカード(写真面)を写真に撮ったもの。
有効期限:2023年12月1日なら→順番通り2023121と数字を入力するだけで、自動でスラッシュが表示されます。
※マイナンバーカードの有効期限は、上部に〇〇まで有効と記載がありますので、その年月日になります。
最後に「送信」をクリック。
Googleアドセンス「シンガポールの税務情報」承認済み完了
シンガポールの税務情報は、最後の「送信」ボタンを押して、10分もかからずに受理されましたとメールが届きました。
これで、シンガポールの税務情報は、ステータス:承認済みになりました。
お疲れさまでした。
が、しかし、手続きはまだ終わらなかった…
税法上の居住地は審査中!?
シンガポールの税務情報が、承認済みでめでたし、めでたしといきたいところですが、同時に申請した税法上の居住地は、ステータス:審査中のままです。
審査には最長で 7 営業日ほどと書いてあります。
申請して8日、「審査中」のまま。名前の表記をアルファベットから漢字に修正し、9日が経過。
完全一致にはなったけれども、さすがにおかしいですよね💦
ズバリ!居住地証明書が必要です
税法上の居住地の承認はマイナンバーカードではできない
税法上の居住地の証明には、マイナンバーカードは使えませんでした💦
なぜなら、Google Payments(Googleお支払いセンター)からメールが届きました。
追加の税務情報が必要です、と。
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マイナンバーカードで申請する前にやった3つのこと
①ローマ字表記の氏名を漢字に直して申請
初期にアドセンスに設定したローマ字表記の氏名のまま申請しました。
例:Hanako Yanada
Googleアドセンスからの連絡がないため、提出したマイナンバーカード画像と氏名の完全一致なら変更が必要なのでは?ということです。
例:Hanako Yanada→山田 花子と修正してみました。
これでマイナンバーカードと100%と完全一致です。
②Google Payments(Googleお支払いセンター)からメールが届く
情報を更新するとGoogle paymentsからメールが送信されます。
メールを下へスクロールすると、「税務情報を管理する」青ボタン、またはご自分のお支払い情報をご確認ください。とリンクがあります。
リンクをクリックすると、Googleお支払いセンターに飛ぶようになっています。
まさか!
Google Payments(Googleお支払いセンター)は登録した覚えもなく、どこにあるのか探していました。
まさかメール内のリンクから飛べるようになっているとは…。
話しを戻しますが、
Googleお支払いセンター内の上部タブの「アドレス帳」をクリック。
最新の住所情報以外を削除し、今回設定した正式な住所のみを残します。
複数の住所を残しておかないということですね。
③Google paymentsのお支払い方法へ進む
続いて、上部タブの「お支払い方法」をクリック。
現在利用する口座情報のみ残して、表示されている口座情報を削除しました。
「必要に応じて、さらに詳しい情報の提供をお願いするメールをお送りする場合があります。」とアラートが表示されました。
上記の設定で完了する場合もあるかもしれませんが、居住地証明書を用意することにしました。
シンガポールの税務情報と税法上の居住地の申請を最短で突破するなら、管轄の税務署で居住地証明書を取得後にはじめることをおすすめします。
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正しい税務情報提出してシンガポールでの二重課税回避しよう
Googleアドセンスの税務情報提出:シンガポール版を最短で突破する方法、と題してお伝えしてきました。
Googleアドセンスは、シンガポールをはじめ多くの国で大きな収益をもたらすツールです。
しかし、収益を最大化するためには、二重課税を避けるために正しい税務情報の提出が必須です。
この記事が、シンガポールでGoogleアドセンスを利用している方の、税務情報提出の参考になれば幸いです。
なお、この記事で紹介した方法はあくまでも一例です。 ご自身の状況に合わせて、適切な方法で税務情報を提出してください。
また、税務情報の提出に関する不明点や不安な点があれば、Googleアドセンスのサポートに問い合わせることをおすすめします。
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